「桜嵐記」「Dream Chaser」を観て

月組 珠城りょう&美園さくらコンビ 79名

専科から一樹千尋の1名

ロマン・トラジック

「桜嵐記」

スーパー・ファンタジー

「Dream Chaser」

この公演はトップコンビの退団公演となります。

コロナ感染拡大での緊急事態宣言下、エンターテインメントは5000人以下だったら開催可能、との事で、無事月組は幕を開けることが出来ました。

月組の前に開幕した花組は途中から公演中止となり、千秋楽も無観客での上演、ライブ配信となってしまいました。

華ちゃんやあきらくんのサヨナラ公演なのに(涙)

この公演も無事、無事、走り切れることを願っています。

「桜嵐記」

作・演出 上田久美子

「太平記」や「吉野拾遺」などに伝承の残る南朝の武将・楠木正行(まさつら)の、儚くも鮮烈な命の軌跡を、一閃の光のような弁内侍との恋と共に描いた物語。

楠木正行・・・珠城りょう

後村上天皇に仕える武家・楠木氏の棟梁

弁内侍・・・美園さくら

鎌倉幕府を倒すために働いた公家・日野俊基の娘

楠木正儀(まさのり)・・・月城かなと

正行の末弟

楠木正時(まさとき)・・・鳳月杏

正行の長弟

百合・・・海乃美月

正時の妻

後醍醐天皇・・・一樹千尋

足利氏に対抗し、吉野に南朝を築いた天皇

「桜嵐記」感想

楠木三兄弟というのは有名なのかな。

恥ずかしながらあまり知らなかったのですが、その辺を詳しく書いているブログがあり、それを読んでしっかり予習しておきました。

が、そんなに身構えなくても公演を観ていれば関係性はわかるようになっていました。

今回の公演は・・・

「素晴らしかった!!!」

これは観るべき。

初日の感想をチラ~ッと見た時に「史上に残る名作」とあったのですが、嘘じゃない!本当に名作でした。

月組の芝居の上手さ。

それに上田久美子先生の構成の上手さ。

ここをこうやって持ってくるのね、と心に残る構成。

もう涙涙。

号泣したいけど、初見なのでしっかり舞台を観たい。

けど涙が勝手に流れてくる。

鼻水も流れて拭きたいけどマスクが邪魔。

でも拭かないとマスクがグチャグチャになっちゃう。

けどしっかり舞台を観たいのよ~~~!

というラストは大忙し(笑)

周りもすすり泣きやら嗚咽やらすごいラスト。

たまきちくんのサヨナラ公演と合致していて、本当に素晴らしかった。

珠城りょうさん

格好良かった!

退団公演って最後の力を振り絞るって感じで、最大限の魅力を放つ不思議な公演になるんですよね。

今回の楠木正行という正義感の強いまっすぐな性格の役が本当にピッタリ。

たまきちくん用のあてがきか?と思う程ぴったりでした。

美園さくらさん

実はなぜだか好きになれなかった娘役さん。

歌い方が独特というか。

ビブラートかけすぎ??

なんだろ。

ちゃぴちゃんの後継者としてトップ娘役に就任して、すっごいプレッシャーだったはず。

頑張っている姿は認めますが、なんか不思議すぎるというか。。。

まぁ個人の感想です、すみません。

今回、このお役で歌う歌声はピッタリでいつも感じる不快感(失礼)はありませんでした。

月城かなとさん

れいこさんも格好良い~。

美貌があふれ出ていますよね(笑)

今回のお役は武士なのに少しチャラい。

それがなんか似合っていて。

クスッとさせるのが上手かったです。

チャラ男が似合うのかしら?

次期トップと発表されてますが、今後が楽しみです。

鳳月杏さん

この方も格好良い。

もう辛い場面は涙涙で、心の葛藤がこちらにもビンビン伝わってきました。

素晴らしかったなぁ。

くらげちゃん扮する百合との関係性。。。

涙しかありません。

もう今回はみんな素晴らしかったです。

「Dream Chaser」

作・演出 中村暁

夢を追うひたむきな情熱をテーマに、場面毎に異なった世界観の音楽とダンスで、月組生達の魅力を余すところなくお届けするショー。

月組トップスター・珠城りょうが描く”夢”を詰め込んだ、煌びやかでゴージャスなステージ

エトワール・・・美園さくら

「Dream Chaser」感想

ドリーム・チェイサーって何?と思っていたら、書いてありました。

「夢を追う人」だそうです。

なるほど。タカラジェンヌそのものですね。

中村先生のメッセージで

ー歌詞を作る時に珠城のソロのイメージとして詞を書いていたが、途中これは宝塚の生徒一人一人のことであり、月組の出演者全員の事でもあるのかな、と感じたー

「つかみかけてた あの日にみた夢

駆けぬけた日々 心の奥深く

高なる鼓動を もうおさえられなくて」

だそうです。

今回のショーの歌詞を聴いてると、たまきちくんの人生なんだぁと感じる所がいくつもありました。

若くして立ったトップという位置。

色んなプレッシャーが降りかかって。

今回のショーは集大成という感じで、やはり涙涙でした。

いつもは最後デュエットダンスからのフィナーレですが、今回はデュエダンからたまきちくんだけ残り、れいこさん、ちなつさん、るうさん、ゆりやさん、からんさん、ゆうまくん、ありちゃんが出てきて、最後の挨拶をそれぞれしていきます。

こんなん泣くでしょ!

デュエダンでスポットライトが当たった時、たまきちくんすごい汗だったんです。

そしたらそしたら、この最後の男役の一人一人の最後の挨拶みたいな絡みの時、るうさんがハンカチでたまきちくんの汗を拭いてあげるんです!!

るうさ~~~ん!

組長~~~~!

涙ですよ~~(笑)

今回のショーを観て、あれ?月組ってこんなに踊れたっけ?と思うくらい皆踊っていました。

ショーも良いショーでした。

最後に

コロナ禍で、出演者の皆さん、関係者の皆さん、本当に大変な思いで舞台を作ったと思います。

観る方は「ありがとうございます」という感じですね。

今回の舞台から、全員出演となります。

やっぱり全員だと迫力が違いますね。

良かった。

ライブ配信あると思いますが、観ようかなぁ。

東京公演だけ観ようか、宝塚公演ももう一度観ようか。

悩みますね。

あ、劇場は空席が目立っていました。

今回2階席でしたが、2階席は半分くらいだったと思います。

劇場が近かったら通うのに~~と毎回思いますが。

そして、以前よりスタッフの方が、おしゃべりしているお客様に声を掛けていました。

売店前で大きな声でおしゃべりしていた奥様方に注意していたのを見た時は「素晴らしい!」とスタッフの方に心の中で拍手を送りましたが、残念なことにその奥様方のおしゃべりが止まる事はありませんでした。

なんでかなぁ。注意もされたのに。

スタッフの方はドンドン注意していって良いと思います。

感謝しますよ~皆。

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